Profile

高宮マキについて・・・

高宮マキ / Maki Takamiyaとても厳格な家に育ち、幼少の頃より心の中に強い不良願望を隠し持っていた彼女は、大学入学と同時に不良になるために音楽を始める。最初はギターやベースを担当していたが、或る日サークルの部室を訪れると、ボーカル不在のバンドのリハ中で、その頃唯一歌えた洋楽曲ビートルズの「Hey Jude」を歌ったところ絶賛され、19歳の終わりにボーカルに転向。実は、母の希望により3歳からクラシックバレエを習い、ピアノ、エレクトーン、特に、オペラ、日本舞踊、バレエに関しては小学3年生より宝塚音楽学校のジュニア校”コドモアテネ”で本格的に学んでいた。が、本人にやる気がなかったため劣等生だった。それらを辞めるため、中学高校は運動系の部活に明け暮れていた。

歌に転向するとすぐにプロのミュージシャンとサークル外でも活動するようになる。美大在学中に数多くのライブを経験。自身が率いるコーラスグループが映画「ブルース・ブラザーズ2000」のイメージアーティストに選ばれ、複数のテレビ・ラジオやイベントに出演し、雑誌・新聞などに掲載される。その他、関西ローカルのCMソングなどを歌う。当時やっていたオリジナルバンドの音楽が某大手レーベルの方の耳に止まり、メジャーデビューの話があったが、当時はデビューに全く感心がなかったためお断りする。大学卒業後渡英し、ロンドンの音楽カレッジに入学。最優秀生徒の一人として卒業。約5年間ロンドンでライブやレコーディングなど音楽活動し、その間に日本デビューの話が決まる。日本に結婚を約束した学生時代からの恋人がいたが、ロンドンで音楽への止められない熱い想いが溢れ出し、待たせ続けるわけにいかず悩みに悩み抜いて別れることにする(初期の作品は彼とのリアルな心模様を中心とした曲が多い)。

2002年「Blue Butterfly」でインディーズデビュー。同作はヨーロッパで12inch盤として発売され、LONDON-JAZZ-FMでチャートインを果たす。2002年12月、東芝EMIよりメジャーデビュー。ファーストシングル「鍵穴」は全国22のTV・ラジオ局パワープレイを獲得。現在までにフルアルバム5枚(1/28発売のベストアルバム含む)、ミニアルバム2枚、シングル4枚、12inchを1枚を発売。歌唱以外に作詞・作曲・楽曲アレンジ・コーラスワーク・ジャケットのイラストやプロモーションビデオのアニメーションも担当。

2006年、パン技術研究所100日コース卒業。2007年、キューバへの旅で感じた沢山のイメージをロンドンでレコーディングした3rdアルバム「mariposa」の完成と同時に音楽活動を休止。約1年間のOL生活(事務職)後、1年間アメリカのロスで過ごす。帰国後は約1年ほど某出版社でDTPオペレーターとして働く。2009年出産などを経て、2011年より音楽復帰。約4年もの間音楽から完全に遠ざかっていたことになる。2012年、”TSUKIPEN”名義でアルバムを発売。その発売ライブはロンドンで行われ、飛び入りでリチャード・ベイリーがパーカッションで参加した。今まで発売したほとんどの作品がロンドンでレコーディングされている。

日本の演歌の湿潤さとメロディーのドラマティックさが好きで、それにR&Bやロックを融合した音楽作りをしている。5オクターブの声域で情感たっぷりに歌うライブではCDとは全く違う顔を見せている。激しさと愛らしさが入り交じった歌声にファンから「天使か悪魔か5オクターブのミラクルボイス」というキャッチコピーを付けられる。趣味は、旅行(アメリカ各地、ヨーロッパ各地、キューバ、アジア各地など多数の国を旅した)、料理(レストランの厨房経験1年半あり)、イラスト書き(アクリル絵の具を使って描いた絵の仕上げに色鉛筆で手を加えて完成させる手法が定着している)、美味しいパン屋さん探し。